若者世代の住宅ローン問題が…第126回
2026年6月17日
最近、このニュースをちょこちょこと目にするようになってきました。
住宅の新築市場はひと昔前に比べ大変なことになっています。
10年ほど前は地方を中心に「ローコストの家」が大流行りしました。
新建材をふんだんに使い価格と質を抑えに抑えたものです。
しかし最近は省エネ性能の基準が上がり加えてそれが法制化されたため価格も上昇傾向、さらには金融機関も省エネ性能によって住宅ローンの融資額に上限が設けられるようになりました。
質を落とした家を買うほうが難しいというのが現状です。
高い家は買いやすいですが、そもそもひと昔前と比べると高すぎて買えません。
そこで最近は「ビックリするような買い方」が出てきました。
中でもこの二つは私にとってはビックリです。
・ペアローン(夫婦、親子など「2馬力」で返済していくこと)
・50年ローン(国のフラット35に50が出たのに合わせ一般の金融機関でも50年の住宅ローンができた)
まずペアローンのほうですが、返済中に何かあったらどうするかの対策がほぼ皆無といえます。
「病気やケガで入院したり働けなくなったら?」
「今や3組に一組が離婚するそうですが、もしそうなっても家を半分にはできません」
このあたりでも新興住宅地でたまに見かけるまだわりと新しい家が売りに出ていたりするのはこのためです。
次に50年ローン。
これは改めて説明するまでもありません。
仮に20歳で家を買ったとして、70歳まで返済し続けますか?
その間に何回リフォームが必要か考えておられますか?
50年ローンの金利をいくらで利息でいくら支払うかお考えでしょうか?
最近は車のローンでも15年ものがあるそうです。
10年しか乗れないものを15年で買うのはちょっと、と思っていましたがこの50年ローンはそれを遥かに上回るものがあります。
そこまでして家を建てたいという気持ちはよく分かります。
痛いほどに。
無理をしても。
実際の統計として、ここ数年の新築購入時の頭金の額、なんと半数近くが「ゼロ」なんだそうです。
そこまでして家が欲しいんです。
つい先日、ペアローンで50年のダブルコンボという新築もあると聞きめまいがしていた時、日銀の政策金利が31年ぶりの高金利になったと聞きました。
まだ今後も上昇基調なんだそうです。
住宅ローンを変動で借りている方はこれから金利がますます上がっていきます。
実は実は、すでにこの影響は出始めていて、昨年一昨年と個人の破産が増え続けているそうです。
上がり続ける日経平均と一般庶民の実態、とんでもないことが起きなければと願うばかりです。



